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古流基本花型五態 真型

真の本手生け  孔雀ひば

 古流いけばなには 基本となる
 5つの花型があります

 真 本手生け

 行 受流し生け
   片落し生け
   留流し生け

 草  流し生け

 の5つが「古流生花」の
 基本型となります

 この中で最も基本とされるのが

 真の本手生け 

 であり 後の4花型は この
 本手生けから派生したものです

 ですので 正式の場では 真の型
 を生ける決まりとなっています

 全ての いけばな についても
 いえる事ですが使う本数は必ず
 奇数の本数を使います
 陰陽和合の法則に則り 陽の数
 である 奇数を使う決まり事が
 あります

 特に 真の本手生けは 真・流
 ・受け・流の埋・受の埋・真添
 ・留 の七本の役枝によって
 成り立っております

 この七本のうち 流の枝の位置
 の移動によって 5つの大きな
 変化を見せた花型が 五態と
 いわれるものです

 花型は主たる枝の真・流・受の
 三つの枝を以て 天・地・人の
 三才の形をなしている主枝と
 言える物であり他の四つの役枝
 真添え・留・流の埋・受の埋の
 枝は 主枝に従属している枝で
 あります

 生け方の目標は花材の自然界に
 おける出性を大切にしながらも
 各自の技術を加え 見る人に
 好感を与える事です

 また 花型は いずれも本勝手
 と逆勝手の二種に分かれます

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